Oct.2012皇居ランの魅力に迫る

涼しくなって体を動かしやすい、そしてついつい食べ過ぎてしまう食欲の秋だから、スポーツを楽しんでみませんか?
例えば、ランニング。日比谷は皇居ランニングのコース上にあって、毎日、老若男女が汗を流しています。
しかも、実は皇居のランニングコースには「魔法」がかけられているんです…。

魔法のランニングコース?

都市を作る時、効率を追えば、直線ときっちり立った角で構成するのが当然なのでしょう。ランダムさや曲線は、どうしても排除されてしまう。普段それがあまりにも当たり前で気がつかないけど、実は、それってすごくしんどいことなのでは、とも思ったり。

そんなことを感じるようになったのは、皇居の周りを走ってから。走った後、いつもの自宅の周り(普通の住宅地)や河川敷を走った後とは違った、とてもリラックスした気分になったのです。ランニング仲間にそのことを話してみると、なんとその方も同じとのこと。まるで、魔法にかけられたように感じると言うのです。

ランダムさと曲線の中を走る

ふたりでその理由を考えてみると、視界に入ってくるものが、どこかエッジがたっていない、柔らかな感じがするからなのではないかという結論に至りました。

特に、木々の多さ。私が走っていた光景に比べると、とにかく木々や植物が多い。その葉も幹も、ランダムさと曲線で構成されていて、触れば柔らかい。また、石垣がある風景も、触れれば固いけど、ランダムさと曲線で構成されています。道路自体も、お堀にそって緩くカーブしていることも多いし、お堀の水なんて、そもそも形がない。このランダムさと曲線が、私たちを魔法にかけていたのです。

実は、恵まれている私

皇居ランのリラックスの正体…それは「走る」という人間の肉体を解放する行為を、太古の人類が見て安心感を覚えたであろう、木々や石や水のランダムさや曲線、柔らかさに包まれた場所でできること。しかも仕事帰りでも。

…なんて、理屈っぽいことを言わなくても、どっちにしても走るのは気持ちよくて、それだけで良いのだけれど。それにしても、そんなコースが身近にあるというのは、もしかしたらすごく恵まれているのでは、と思います。当たり前、と思っていたことのありがたさに気づけたのも、リラックスした効果かもしれませんね。

INSIDE

普段から日比谷・皇居を走っている、シリアスランナー兼フットボールプレイヤー・近藤正芳(ただよし)さん。お仕事もバリバリとこなしながら、フットサルもランニングも楽しむ、そのモチベーションは「親戚の子達に、かっこわるいところを見せたく無いから」。健康維持や楽しみはもちろんだけど、昔から「サッカーがうまいお兄ちゃん」で通っていたので、それを崩したくない、のだとか。なんとも微笑ましい家族関係 :-) そんな近藤さんに聞いてみた、皇居ランのいいところ。

Q. 皇居・日比谷ランの良いところって?
なんといっても、他にこういう場所は無いですよね。フットサルをしに日比谷まで来るのですが、それがなくても、すごく好きな場所です。走る楽しみのひとつは、移り変わって行く風景だと思いますが、そういう意味では本当に特別。草木も歴史的建造物も、都会の風景も、全てあるし。似た風景はどこかにあるかもしれませんが、「歴史」は真似できないですよね。歴史も好きで、昔のことに思いを巡らせながら走ったりしています。
Q. おすすめのスポットは?
平川門とか憲政記念館とか竹橋の交差点の風景とか…歴史的なものもありますし、半蔵門から日比谷側を眺めるのもいいですよね。すこし標高が高い場所で、お濠と皇居の緑の向こうに、日比谷側の街の明かりが見えます。やはり、他ではなかなか見られない、きれいな風景なのでは。

editor's pick

日比谷周辺からスタートするなら、日比谷シャンテ裏の「ランニングオアシス日比谷」がおすすめ。ロッカー&シャワールームや、ウェア、シューズ、サプリメントなど、皇居ランを楽しむためのコンテンツが完備されている。

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